学生の卒業研究
本研究室を卒業した学生の卒業研究タイトルを、過去に遡る順序で下に列記します。
見ての通り授業内容とは結構違います。
特にこれから卒業研究を考える在学生にとって、意味のある情報かも知れません。
その場合に気をつけて欲しいのは、先輩と同じことをやるのではない点です。
先輩の調べた結果を受けて、その先に何か新しいことをやる必要があります。
その結果、以下に記す卒業研究のテーマも
・ 今すぐ簡単に取り組めるもの
・ 上手に焦点を絞れば可能なもの
・ その延長上の研究テーマがあるが、内容的には大きく違ってくるもの
・ 今すぐにはこの先の展開が思いつかないもの
と言うように様々なのです。更に頻度は高くないものの、学生の考えた研究テーマが、
「その線で少し工夫するだけで卒業研究のテーマになるね。気づかなかったなあ。」
なんて言うことも時々あります。
学生が自分自身の卒業研究を考える場合には、これを見て勝手に決め込むのではなく、
まず相談に来て下さい。
・・・ 私に限らず他の先生方も常々困っているのです。相談なく研究室を希望する学生に。
「この学生は我が研究室でどんな研究テーマを想定しているのだろうか?」
「実際それで卒業研究としてモノにできる見込みが立つようなテーマなのか?」
「そしてそれが自分に指導可能な内容なのか?」
このような疑問点について、諸々話し合っておかなければ指導に責任が持てないのに、
事前の相談がないまま、自分の研究室希望者リストに名前が挙がっていたりするからです。
中には心底お怒りの先生もおいでですよ!
卒業研究タイトル一覧 ・・・ 漏れがあったらご免なさい。
・ 「土壌水による可溶成分の移送」
・ 「生物個体間の相互作用に関する数理解析」
・ 「ド・ブロイの物質波に関する教材の振る舞いと改良方法」
・ 「電力供給方法の転換による大規模蓄電設備の可能性」
・ 「土壌中の塩類の挙動と塩類供給源について」
・ 「軒下塩類集積における塩類の供給源」
・ 「軒下土壌の塩類集積 ~イオンクロマトグラフィーでの分析~」
・ 「物資による電磁波吸収と疑似生体内の測定方法の改善」
・ 「軒下塩類集積の要因I -軒形状ー」
・ 「軒下塩類集積の要因II -地質-」
・ 「電磁波遮蔽衣服の形状と電波遮断効果」
・ 「太陽電池の冷却効果と実用性」
・ 「生物の配偶行動と進化に関するシミュレーション」
・ 「太陽電池の発電効率維持の試み」
・ 「リサイクルに関する環境負荷」
・ 「持続性エネルギーの供給方法と供給容量の検討」
・ 「使用済みペットボトルの減容化」
・ 「軒下集積塩類の起源と被害の広がり」
・ 「家屋床下の土壌環境 ~世界の塩害から、身の回りの塩害へ~」
・ 「人工光合成の価値と可能性」
・ 「ゼロ・エネルギー自動車の可能性」
・ 「遊びながら物理法則を理解するコンピュータソフトの開発」
・ 「原子核構造における調和振動子近似の影響」
・ 「日用品に関わる電磁気現象 -発光インテリアの物理-」
内情を言うと、研究を進める内に当初の見込みと違った部分に価値があることに気づいて、
少し方向性を変えたり、それを見越して最初から幅の広いタイトルを付けて置いたりします。
上記のタイトルだけでは中身が分かりにくいかも知れませんね。
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